不妊症と言われているものには、自覚症状がありません。
お腹が痛いとか頭が痛いとかいうわけでもないので、病院に足は向かないし、何より話しにくいですね。
しかし、精神面で追いつめられ、家族から、また社会からも孤立しているような錯覚。
絶えず治療に伴う不安と期待と失望・・・
でも決して、女性としての無能さなどと自分自身を責めないで下さい。。
不妊は女性一人のせいではありません。
必ず原因があります。
ご自身のコンディションを知り、そしてパートナーとよく話合い、そして解決方法を前向きに、ポジティブに立ち向かって下さい。。。
ここで西洋医学的な不妊についての見解をご紹介しましょう。
正常な性交を2年以上続けているのに妊娠しない場合に不妊症と診断されます。
不妊の原因は妊娠する過程のどこかに異常があると考えられていますが、どこに原因があるのかは様々です。
まず検査によって男性、女性のどちらに原因があるのかを診断し、各々の診断結果に基づいた治療が行われます。
男性側の原因としては、その8割以上が精子を作ることができない障害だと考えられています。
そのため男性の不妊治療は第一に精液の検査によって、採取した精液量、精子数、精子の運動の様子といった項目が調べられます。
最近では環境ホルモンやストレスによって以前に比べて男性の生殖能力が低下しているとの報告もされています。
これとは別に精子の通り道である精管が塞がっているようなケースでは、外科的手術を行うこともあります。
女性側の原因を調べるためには、排卵があるかどうか、卵管や子宮の形が正常かどうかと いった項目が検査されます。
特に正常な排卵には自律神経やホルモンの働きが重要であるため、心の葛藤や不安が取り除かれることで月経周期が改善され、妊娠するといったケースも知られています。
この場合には女性ホルモンのバランスを整える薬や、排卵を誘発する薬が処方されることもあります。
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