正常な生理のサイクルは25~38日周期で、28日から30日に一度生理を迎えるというのが一般的です。
一回の生理が始まってから終わるまでの期間は、健康な女性でおよそ3日から7日だと言われています。
上に述べたような生理のサイクルが、長かったり短かったりする場合は生理不順と考えられます。
生理不順が長く続くようであれば、それは体のどこかに異常があるサインと言えます。
生理不順について、まずはじめに生理期間の異常を見ていきましょう。
生理不順の周期とは?
生理期間が2日以内と短い場合は過短月経と言い、排卵していない可能性も疑われます。
また過短月経とは対照的に生理期間が8日以上続く場合を過長月経と言います。
次に月経血についてですが、一回の生理で出る月経血の量は通常50-250ccで、多くてもコップ一杯程度と言われています。
生理期間中毎日同じ量の出血があるわけではなく、1日目は少量で2日目に最も多くなり、その後は徐々に少なくなっていくというパターンが一般的です。
生理中の月経血の量が少なすぎる場合を過少月経といい、過短月経と同様に排卵していない可能性が疑われます。
反対に月経血の量が多すぎる場合を過多月経と呼びます。
生理期間が長く出血の量も多い場合には、子宮内膜症や子宮筋腫といった子宮の病気が発症していることも疑われます。
女性が正常な生理を定期的に迎えるためには、体内で女性ホルモンが規則的に分泌されることが重要になります。
したがって上記にまとめた様々な生理不順 が起こるのは、女性ホルモンのバランスが崩れていることが原因だと考えられています。
ホルモンの規則的な分泌を乱す要因としては、日常生活でのストレスが第一に挙げられます。
特に最近では、無理なダイエットが引き金となって生理不順になる女性が多いという報告もあります。
一方で、ストレスを感じることはないのに生理不順の症状に当てはまる場合には、子宮や卵巣、甲状腺といった器官の異常が原因になっている可能性が疑われます。
また上述した生理のサイクルの不順とは別に、月経前や月経最中の生理痛や、イライラ、不安といった精神の不安定に悩まされている女性も多くいます。
いずれに場合にしても、自分は生理不順だなと思い当たったら、一人で悩まずに婦人科や専門の薬局に症状を相談しに行くことが早期解決への近道であることを強調します。
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